なんじゃらほいシリーズ(シリーズ化してたのか?)も今度はガーデニング領域へ突入です。
えー先日、観葉植物の棚が重みで崩壊+倒れまして、えらい事になったのですが、当時はハイドロカルチャーの粒状ゼリーを使っていたので掃除は悲惨だったもののだいぶん楽だったのでした。(今は冬越えの為、土仕様)
ハイドロカルチャーとは、ハイドロ(水)の通り、水耕栽培の事でして、様々な素材がありますが、水を使った植物の栽培を指します。
純粋な水だけでの栽培の場合、酸素供給の問題があって水循環が必要となってくるのですが、ハイドロカルチャーの多くのタイプは、カップのような穴のない器に、セラミスやハイドロボールなどのハイドロカルチャー用の素材を土の代わりに用いて植物を育てます。
植物を育てる場合、純粋に水につけて育てようとすると、植物は実は最終的には窒息死します。
植物の根は呼吸しており、水につけて育てた場合、水に含まれる酸素を使い尽くすと窒息してしまいます、コップの水を定期的に取り替える事で中の酸素が失われない事で水を満たしたコップなどでポトスなどは育ちます。
問題は根腐れで、様々な理由があるのですが、多くの場合、土栽培含めて水のやりすぎが遠因となる水につかる事での窒息が原因で根腐れにつながるようです
よく水やりは表面の土が乾いてから数日した後、下から水が出てくるまで水を流してやると言われるのは、根からでる老廃物を流し、同時に水を下まで一気に流すことで中の水と空気を押し流し入れ替える事ができるからです。
ただ、根は先ほど書いた通り、水につかりっぱなしだと窒息・根腐れしますので、息ができる程度に土は乾き、尚かつ根が水分を吸い上げられる程度には湿気っていなければならない、更に根はある程度老廃物が流される程度には一度水が流水され、土や水の中には空気が循環(酸素がある状態)でなければならないという意外と植物の生育の条件って植物の耐性にもよりますがシビアだったりします。
鉢植えの下皿の水を捨てるのは、捨てる事で下にある空気穴をふさがないという意味もあります。
ハイドロカルチャーって、穴のあいていない閉鎖空間で、尚かつ水の流水もなく、空気の循環もない環境で土を使わない水耕栽培という、植物の環境としてはかなり無茶苦茶な環境で育てる育て方です。
…なんて気づいたのは100円ショップで気軽に買って気軽に育てて大失敗してからなんですが…いや、あの育てるのが簡単な筈のポトスをなぜか枯らしてから理由がよくわからず、結構難易度高い育てかたで、同時に情報が意外と少ないと言われる育て方だったらしいので自分なりにまとめる事にしました…結果、家の中がジャングルとなってしまいましたが(笑)