土栽培に切り替えると、コバエや虫が土からわいてくる場合があります、ハイドロカルチャーでもまったくないわけではないですが、原因は土に卵を産んで孵ったり、元々土に卵があって水をやることで卵が孵ったりすることで発生したりします。
問題は原因と対策ですが、完全には防げません。
ですが、減らすことは可能です。
まず、水分が過剰にあると卵を産み付けられやすいので水分管理をしっかりやることと、卵を産み付けられにくくするために、直接土と接触されないように、セラミスなどのハイドロ用資材で表面を覆ってしまう等で土との接点を断ってしまう方法です。
ただ、この場合、水分の蒸発の仕方が変わるのと、表面の土の感覚がわかりにくくなりますので水やりの感覚が変わることに注意しながら水やりをしないと根腐れにつながってしまいます。
卵を産みつけられる土は腐葉土と肥料の醗酵の際のにおいにつられて虫が寄ってくるので、有機肥料が露出しないように深く埋めて覆ってしまうようにしたほうが良いのと、腐葉土に既に産み付けられていた場合かなり対応が困難なので、腐葉土も屋内観葉植物用のものをつかったり、有機肥料を使わないという原因を断つというのも有効です。
赤土+化学肥料の組み合わせでも植物は育ちます、ただ、稀少元素や微生物の分解に影響が出たりする場合もあるでしょうから、投入する肥料や栄養剤のバランスに注意して様子を見ながら調整を行うことになります。
どちらにしろ、完全には防げませんので、できるだけ原因となる要素を減らして、小さい虫の外部からの侵入を減らすことと、卵をうみつけられない環境づくり、虫が孵りにくい水分の含んだ土との接点を断つなどの対策をとっていけば、減らすことが可能だと思います。
どれかを完全に遮断できればコバエなどに悩まされる事もないのですが、室内に土を入れてしまうとなかなか難しいのが現実です
追伸:最近、ハイドロカルチャーの時のように土をほろって根を洗うようなことはしないので、コバエを駆逐するのは結構難しい状態です、古いのは大方大丈夫のようですが、新しい苗を買ってくると大抵再発します。
キノコバエの場合、薬剤ゼリータイプのコバエ取りはほぼ無視されまして、粘着タイプが効果的なんですが、見た目も植物の葉もくっつくので管理が面倒くさい、ウツボカズラは役に立たない(元からそういう目的じゃない)し、ならと、モウセンゴケを特売で買ってみたらそれなりにくっつくが数が少ないとスルーされます、粘着マットなんかは粘着力弱まると張り付いてもそのまま飛び立つし…
結局卓上ハンディ掃除機で吸い取ってしまうのが一番手っ取り早いとかわけわかんないことになりました。
土の水管理と表面をきちんと管理すればそのうち結果的に減少はさせられるんですが、また、夏場近くなったら外からやってくるからこの辺は管理難しいんですよね。
あと、トラップ式で下に水をはった罠を作ると、光があたりやすい場所だと、それなりに効果ありそうです、結構水をはった台所の鍋にダイブしている事が多いので、蛍光管などの光につられ水(食べ物のにおい)によってきて鍋にダイブしている感じです。
照明を落とした部屋で古いガラケーのバックライトにつられて寄ってくるらしいので蛍光管の光にもよってくるようですし(LED照明だと微妙ですけど)
あんまり害があるわけではないのですが、単にうっとおしいだけですが気分的にはよくないのでこまめな管理で撲滅するしかないようですね。