『戦いは数だよ、兄貴』との言葉もあるように、現状では高齢者の票を若年層が100%投票しても抜くことが出来ない為に、多数決の論理から高齢者優遇の状況は変わりません、若年層を優遇して高齢者にそっぽを向かれたら落選するからです。
しかし、同時に無視できない勢力として若年層が主張を始めれば世論が変わってきます。
若い世代の政党を作るのは難しいですが、ドイツでは既に当たり前の事になっています。
政治は『少数が多数を支配する数の戦いです』矛盾しているように見えますが、実際は多数の当選議員を持つ与党の最大派閥という、実際には少数の政党の最大派閥が実権を握る事になります。
この矛盾は当面なくなりませんが、同時に少数の声は多くの場合封殺されますが、世論を動かす力にはなります。
与党にならなくても侮られない勢力となる事が急務ですが、そんな簡単な話ではないのも事実です。
しかし、既に状況は難題だらけで、時間的にも余裕がありません。
内側からも外側からも国民が豊かになる手段は一体何なのか、国民が理解して動かなければ全員が破綻してしまう時代が来ます。
最終的には誰も犠牲になららない手段はありませんから、恐らくはまた就職氷河期世代と若年層が犠牲になるでしょう。
そろそろ虐げられる側が声を上げて抵抗しないと死んでしまいますよ?
何故日本国民はこれだけのお金と技術を持ちながら先進国で最悪の不幸な国なのか?
発展途上国や大国中国よりも羨まれる国なのにその国民は苦しんでいるのか?
この矛盾を解決する方法は一体なんであるのか真剣に考え行動しないと若年層は、すりつぶされてしまう時代が来ます。
人生が最初からナイトメアモードの就職氷河期世代と、お先真っ暗で勝手に自分達の未来を食いつぶされた残りかすを渡される若年層…この問題は長く尾を引きます。
生半可な方法ではこれを円満解決する方法はないため、相当誰もが苦しむ事になります。
先送りでどんどん手遅れになっていく現状を誰がどう気付くか、その片鱗が今回の投票結果となったのかもしれません。
国民すべてに背負わされている責任と義務はかなり重いものですが、果たしてどれだけの人が受け止められるでしょうか? 政治家は既にまた信任されたと勘違いして先送りで逃げるつもりみたいですよ?
…まあ手を付けたらそれ故に政権と財政が傾きかねないパンドラの箱というか、不祥事封印箱みたいなものですけれども…。
日本をどう再生するのか、再生するつもりがない自分の既得権益にしがみついているのは江戸時代の幕府時代から変わりません。
さて、どう流されるものか、革命が起こらない国なので本当にどこまで流されていくでしょう。
誰も自分から苦難を背負いたい人はいないので自分達の苦難を未来へ先送りしようとします、この問題をどう解決できるのでしょうか?
多額のサラ金の多重債務者の救済レベルの難易度なので、相当頭を使わないと解決できません。
そんなことをまじめに考えている政治家ってどれくらいいるんでしょうね?