「死のワナの地下迷宮」表紙がモンスターから美少女に変更 作者が困惑 | ハフポスト
「死のワナの地下迷宮」の“萌え化”騒動でネット反響が凄まじかったので思わずAmazonポチしちゃった件 - e.GameBook.Xyzのブログ
10年近く前のネタが今頃発掘されてきたら、やはりTRPG好きとしては喰いつかずにはいられないだろう。
2008年に日本版の新訳が「デストラップ・ダンジョン」と改題して、ホビージャパンから出版されたのは記憶しているし、当時、古きよき(笑)ゲームブックの凋落をま、こんな時代になってしまったのかなと、ユーザー層を広げる為にここまでやるんかいと思っていたが、どうやら作者は7年もたった今になってツイッターで嘆いているようだ。
ちなみに同時期に再販された、同じくゲームブック界の御大、スティーブ・ジャクソン氏の『地獄の館』の表紙は、こんなんAmazon CAPTCHAであったので、死のワナの地下迷宮の表紙の扱いは、そりゃ困惑もしようものなのは言うまでもないだろう。なんかイアン・リビングストンさんに恨みでもあったのかという扱いの差である。
古い各作品はこんな感じ
http://www.h2.dion.ne.jp/~yatte/gamebook.html
ただ…これは、原作者がツイッターで状況を発信できるのが今頃になったと見るべきか、これまでためてた不満を今になって吐露したのかどう判断すべきなのだろうか。
原作者にはせめて一冊くらい送ってあげてないのかホビージャパンとも思うが、送ったら、その時点で原作者側から差し止めとか表紙の差し替えの抗議文とか行ってたような気もするから、なんとなく確信犯っぽい気もしないでもないが、実際のところはどうなんだろう。
既にゲームブックも過去のものになって久しいが、7年前のあの当時、ちょっとだけ復古ブームがあった、それは多少前後するもののクイーンズブレイドの形式でのアダルト路線でのゲームブックの復古である。(ちょっとこれは言い切るにはゲームブックファンは噴飯ものであろうから、個人的にはそう見えたといっておく(笑))
…ま、その一時的な回顧ブームの到来に、昔のゲームブックの再販時に、あの表紙と改変であった。
嘆くのは当然であろうが、それより興味深いのは、『何故に今?』というところである、海外の原作者は真相を知るになんと7年以上かかるというところにこそゲーブックの深い闇をあなたは感じてもいいし、感じなくても良い。
そもそも、ゲームブックというのが何かわからない人は >14へ行け
ゲームブックについてなんとなくしりたいなら >ゲームブック (げーむぶっく)とは【ピクシブ百科事典】へ
…という風に、ページ数や、パラグラフのコードを数字にして飛び先を指定して状況を展開してゆく読み物をゲームブックとして当時遊ばれていたのだが、最近はクイーンズブレイドのブーム以降は殆ど見かけないですね。
TRPGすら、最近あまり新しいブームの到来を感じないですから仕方ないといえば仕方ないですけども…。
ログ・ホライズンも脱税騒ぎでケチついちゃいましたし、せっかくのブーム再燃に水さしちゃいましたしねぇ…。
今は、私は手を出しませんが、メーカーががっつり利益を生むTCG系がすっかりメインの遊びになってしまっていますしねぇ…。
正直言って、作者が今、困惑しているそのこと自体にこそ、困惑すべき内容なんじゃないかなと、思ったり、思わなかったりである。
どっちにしろ、ゲームブック界の大御所、イアン・リビングストンさんがご壮健なようで、そっちのほうで安心したりしている。