第二次世界大戦に至った世界恐慌と現在の新型コロナによって起こされた経済破綻が似通っています。勿論同じにはならないでしょう、歴史は繰り返すのか、それを回避できるだけの施政者が出現するかで歴史のifは変わりますが、大抵は人は楽な方向へ転げ落ちるので『歴史は繰り返す』事になります。
世界を変えるだけの稀代の英雄はそうそう都合よくその時代に偶然現れたりしないから、大抵は歴史は安易にろくでもない方向へ進むわけです。
大体歴史は最悪の方向へ無策で無秩序、民衆の怠惰へと進みます。
危機的状況、焼け野原、最早進退窮まったあたりで奇跡が…起きません。
大抵はなるようになりますし、予測した収束した結果へと収まります。
これを覆すには英雄的な数値を叩き出す事の出来る全権を持った独裁者の出現の温床となります。
つまりは、現在は非常に危険な独裁者を生み出し歓迎してしまう土壌を孕んだ大変危険な時代と言えます。
貧困、失業率、不平等、富の再分配の失敗、支配者層の富の占有
あらゆる問題を一挙に解決するには強権を持った采配を振るう事の出来る、国を正しく導こうとする独裁者が必要になる怠惰な政治家の無策が、英雄たる独裁者を出現させる温床となります。
この為、現代は政治家の無能が集まる事で独裁者を生み出す大変危険な時代を招き、同時に国民は将来的にはその影響を自分達の命で贖う時代へと踏み込み始めています。
独裁者は数十ある国の大国にたった一人生み出されるだけで世界は世界大戦へと至ります。(百数十ある小国だと何かしでかしても、暗殺やテロでもなければ世界大戦の引き金になるのは難しいですが、中国やロシア周辺国家の隣国問題とかなら別ですが…チベットやウイグルは問答無用で侵略されてしまいましたし)
今後経済的に破綻しうる、中国、ロシア、アメリカ辺りで果たして独裁者は出現しうるのか(いや、どう見ても既に出現してるけど)
激動の20世紀を、21世紀はどうなぞるのか、21世紀には核兵器という新要素故に、最終戦争、MAD(相互確証破壊)という自滅シナリオを愚かに選択は流石にしないだろうという20世紀のソ連、アメリカのそれでもまだ世界滅亡を選択しない首脳陣の理性がありました。
果たして中国、ロシアに、アメリカ?にその理性を期待できるのか?
問題は期待できない狂気の時代が到来した場合、双方にホットラインが寸断された場合、疑心暗鬼から、殺られる前に殺れの論理が中国で主戦論としていつ土壌が形成されるかの段階まで来ています。
既にホロコーストレベルの虐殺を中国はウイグル・チベットで行っており、その虐殺は欧州各国の利益の方が大きかったために黙認されてきました。
ユダヤ人虐殺と同じ状況が、同様に黙殺されているのが現代です。
(歴史はナチスドイツの悪行を非難しますが、同時に非難されませんが、多くの虐殺の事実を連合国に訴えても『生きているうちは助ければ難民を受け入れなければならないので黙殺した』という事実が、原爆投下の正当性同様、多くの歴史家は指摘すると自分が社会的に抹殺されてしまう為に指摘しませんが人の命は経済的に救うメリットがあるかどうかという、人の命は地球より重いなんて事はまったくない冷酷なメリットがあるかどうかというその判断しかありません。
これは20世紀も21世紀も歴史的判断は殆ど変わらない事を示しています。
故にウイグル・チベットの虐殺は非難はされても放置され今も少数民族は臓器提供の貴重な素材として財貨獲得手段として『収穫』されています。
ヒットラーは軍事的恫喝で欧州を席捲しましたが、ロシア、中国は同様に領土拡大をするだけの土壌が既にあります。
日独伊三国同盟と同様の状況が、中露北朝鮮で組まれる可能性はありえるでしょう。
北朝鮮がイタリア的位置づけで果たして何が起きるのか?
しかし、この流れは、台湾有事は、21世紀のミュンヘン会談となるのでは無いでしょうか?
そして、もしかするとアメリカが怖じけつけば、台湾処か、日本を差し出すシナリオも現実味を帯びてきます。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12121692542
21世紀の新しい戦争は既に始まっており、電撃戦という概念は既に戦術上廃れているため、グレーゾーン戦争とサイバー戦争という、実弾での戦争は従来の10%まで縮小すると言われてもいます。
そうなると20世紀の戦争の9割のフェーズは削減され、1割の段階までは目には見えない、サイバーテロ、資本の乗っ取り、産業スパイの暗躍、工作員の思想活動によるクーデター、革命工作が新たな戦争の時代の主戦場と言えます。
10%の戦争もドローンによる自爆攻撃という非常に安価な神風特攻で更に死傷者は攻撃された側だけというなかなか不条理な世界となっていきそうです。
ただ、最終的には泥臭い人海戦術による歩兵による占領は必要になりますから、21世紀がどの様な戦争を迎えるのか、新型コロナで戦争の芽は撒かれましたのでそれがどう育つのか、全面戦争、世界大戦は起こりえないというのがこれまでの認識ですが、果たしてそれは覆されるのか、覆すのは恐らくは中国、ロシアでしょうが、果たして反目している筈の両国は共通の利益で手を結ぶのか?
電撃戦の概念同様、新戦術はあり得ない事を可能とする戦術が考察されます。
空母が小国を破壊するだけの戦力を持っていた筈の空母が、巡航ミサイル一発分の値段で100個襲い掛かってくる自爆ドローンであっさり沈んだりすると戦術論が吹き飛びます。
大艦巨砲主義が航空戦力にあっさり敗れたように、主戦場と主兵力は新しい概念であっさりと覆ります、この為、空母が無用の長物に、航空兵力の時代の戦艦のようになってしまうかどうかは、今後の運用次第と言えるでしょう。
既に撃墜不能の高速巡行ミサイルは各国配備済みで、潜水艦はミサイルと同等の速度で着弾する魚雷が実戦配備段階です。
そうなるとアメリカの軍事力は殆ど無価値になってしまいます。
勿論、それを短期間で挽回してしまうのもアメリカですが…。
また、現代主兵装としてテレビを賑わす兵器は凡そ20年前の技術の為に、表に出ないアメリカの本来の最先端兵器は我々は殆ど、UFOとして認識されています。
実際に第三次世界大戦が起きたら、世界はUFOだらけだったという事になっているかもしれません。
三角翼や滴型のUFOが次世代戦略爆撃機として認識される新時代となるのかもしれません。
まぁ、現時点でもB2やF117とかは、F15を理想形と見慣れてる世代には違和感がありますが…有効であればそれが主兵装となるのでしょう。
現代常識では理解できない形状の戦闘艦が主兵力として主流となる事にいつなるのか、レーザー兵器、レールガンが無尽蔵に戦闘にうちまくり、ドローン、光学迷彩、パワードスーツ(外骨格フレーム)時代になっているともう戦争の概念も変わってきます。
戦争は倫理を吹き飛ばすので、AIにより無人虐殺兵器もまた実践投入でベトナム戦争や朝鮮戦争のように新兵器の実験場となるのでしょう。
実際、ドローン兵器の実験場として多くの紛争は選ばれています。
違いは、中国国家主席は、ヒットラーのように熱狂的な支持をまったく受けていないという事くらいでしょう、プーチンもまた支持率を落としており、ロマノフ王朝の衰退を予兆させます、これは似ているようで大きな違いですが、それが21世紀にどのような結末をもたらすのか、現時点では正確に読み解ける人は少ないのかもしれません。
どの時代でも言えるのは、民衆は目先の事しか見えず怠惰で愚かです、そしてすべての難事を独裁者に委ねたとき、悲劇は起こるべくして起こるのが歴史は繰り返すと言われる所以です。
アメリカの大統領選挙を見て、ここまでアメリカですら腐り果てている事を民衆が実践してしまったので、アメリカ帝国の出現や凋落も実際に現実となりえる状況なのかもしれません。