財源がなければ成り立たない、では、これまで就職氷河期の50代を溺れさせていたのに彼らを救おうとしたら、富豪層を代わりに溺れさせるつもりですか?という株価の反応というわけです。
50代は富豪層の犠牲になったとも言えますが、では、代わりに溺れろといって素直にいう事を聞く人はいません。
就職氷河期世代はただの庶民でしたので制度的に追い落とせばよいだけなので、それは怨嗟はあっても別に暴動は起きませんでした。 まぁ、通り魔くらいはありましたけど。
しかし、富豪層は手を付けるのは簡単ではありません、財源が解決するからといって、献金先を自分で首を絞めるならそれなりの覚悟がいります。
…まぁ、無理だったのかもしれません、さて、問題は、どんどん反抗勢力に押し切られると、自分達の足元が無くなりますが、自民党大丈夫ですかね?
若手議員が、自分達が追い落とした就職氷河期世代と同じただの人、無職になってしまいますけど、この先、とことん自分達の政策で追いやった人達と同じ体験をしてみるのも良いのかもしれません。
民主党から野党に一度追い落とされて、その辛さは思い知った筈ですけどね…。
野党になる事はないと思いますが、議席を指導力皆無と評価されてどこまで落とす事になるか、思い通りに人が動くかどうか、これはこれまで培った政治家の資質が問われる事になります。
さて、どうなりますかね?
短期政権になるかどうか、選挙は正念場となりそうです。
根回しが出来てないのかな?この政権…。
理想と現実は簡単に達成できません、国民を良い意味でどうだまして本懐を遂げるか、これはよっぽどの狸でないと出来ないので、田中角栄くらいの人物でないと難しいのかもしれませんね。
(あの人も貧困から政治家になったので、今の世代にはまったくいないタイプの人材ですので多分、近いのはタイプは違いますが、境遇は菅元総理に近いです)
所得倍増論は下地がないと成り立ちません。
高齢者、少子化で行き詰まっているこの経済体質をどうパラダムシフトするか?
いうのは簡単ですけど、要素が整わないと難しい気がします。
早い話、代わりに誰を地獄に落として自分はいい目を見るか、全てが搾取の構図ですから、簡単に生贄が替わりに見つかるか?という話ですので、他人から権力や財産を奪うのは簡単ではありません。
当然、反撃されますから、余程の覚悟が必要です。
さて、出来ますかね?
尚、こういう切羽詰まった状況に中国のきんぺーもあります。
そして打開策に戦争を選んでしまう指導者の気持ちがわかりますでしょうか?
不平不満を海外で帳尻合わせするのが戦争です。
故に中国が台湾へ仕掛ける可能性が高いとも言えます。
誰も、ちょっとだけ我慢して分け合おうとかしないのが人間の業というものなんですけどね。
『足るを知る者は富む』現代人の最も欠けている要素なのかもしれません