ナイチンゲールの髪型の人形、飽きっぽい子供がヒーローのように扱う医療従事者は、ゴミ箱に捨てられた他のヒーローのように一過性の使い捨てにされる存在か?
バンクシーが医療従事者へ感謝の言葉と共に掲載後、オークションでの売上金を全額寄付する通り、その意味には一貫性の主張が込められています。
有色人種の医療従事者が危険に低賃金で、装備も満足に与えられず、命を救う為に己の命を危険にさらす、それはヒーローですが、それぞれが信念だけで低賃金でそれを行う事には疑問があります。
現状の医療体制と、この危機がさったらゴミ箱に捨てられる、都合の良い時だけ尊敬される使い捨てのヒーローであってはならないという皮肉が込められているのではないのかと、筆者は思います。
医療従事者を感謝しておきながら、同時に医療従事者への差別の続く現状をもう少し、都合の良いヒーローを使い捨てにする世の中に警鐘をならしているように思えてなりません。
医療従事者を使い捨てにすると、医療崩壊をさけられません。
それは第二波を致命的にします、経済とのバランスも重要ですが、最低でも十分な医療消耗品の第二波にそなえた医療機関への充実を考えてもらいたいものです。