撤退というより、実戦運用です。
既に、グアムは中国の射程圏内の為に、初戦でグアムが、ミサイル攻撃でB-52が全滅してしまうと報復爆撃が出来ないため、いきなり核攻撃での報復になってしまいます。
逆を言うと、中国からのミサイル攻撃が現実として既にあり得るということになります。
これでは世界が終わってしまうので、落としどころを、通常兵器、あるいは、B-52での兵器での報復とするための運用変更となります。
というか、実戦運用とか、やる気満々なのが寧ろ怖いんですが
一応、運用計画としては既に要項としては入ってた見たいですが、実戦運用を決めたということになります。
さて、地政学的にみると、グアムから、B-52は、三時間で到達します。
これを本土発進となると、北朝鮮がどういうシグナルと受けとるかが危険となります。
韓国のムン大統領の再選から、明らかにアメリカの舵の切り方が変わってきていますが、それは連座して、日本防衛にも影響します。
中国包囲網は狭まり、同時にアメリカのB-52のグアムからの撤退は、中国のミサイル奇襲攻撃を見越して、そして朝鮮半島の防衛に空白を作りかねない微妙な采配となっていくでしょう。
アメリカの空母の稼働率の低下した今、中国にとっては最大の軍事的空白を、攻撃する好機と見るかどうか。
アメリカの罠と見るか、弱体化と見るか、歴史は分岐点に差し掛かっているかもしれません。
台湾、韓国、尖閣、日本、フィリピン この辺りのどの辺りで偶発的戦闘からなしくずし的にエスカレーションが起きるのか、起きれば数日で大きく世界の地図はかきかわるでしょう。
重要な局面でありつつ、双方が警戒したまま時が進むだけとなるかもしれません。
どちらにしろ、危険な兆候ではあります。