https://togetter.com/li/1955006
『二個で200円の物を、売りきりたいので5円にしたら怪しまれて余計に売れ残った』
本当に売りきりたい時に安すぎても逆に売れないというお話
あまりに安いと良い品でも何か隠しているんだろうと警戒されます。
化粧品での店頭実験で同じ品をワゴン特売と、デコレーションして高級感を上げて販売した場合
高級感を演出した方が売れるというデータがあります。
物にはブランドイメージがあるので最適値を逸脱するとむしろ売れなかったりします。
基本安ければ売れるという心理ではあるのですが安すぎても必ずしも正解ではありません。
瞬殺される最適値は実はとにかく下げれば良いというわけでは無いのですが但し『客層によります』
つまりは1000万円のダイヤを500万円で売っても、500万円もってなければ売れないのです。
(ローン組むとかはともかくとして)
安くしても無い袖は触れないので、商材に合わせた最適値でも、客層次第では異なる結果にもなるため、市場調査、リサーチは大変重要というお話でもあります。
尚、日本はリーマンショック越えの大不況の為に値付けは本当に難しいです。
最適値が明後日の方向に跳び跳ねてるので、生鮮品とかは高過ぎて売れ残りが生じる微妙な状況になりつつあります。
日本産のうなぎは高過ぎて売れないために廃棄してる本末転倒状態だったりと、市場に出すと寧ろ損するので流通調整の為に廃棄等、流通コスト、箱代金が利益を圧迫等なかなか難しい問題が山積しています。
笑い話として中国でダンボールの方が高く売れるので大量に商品を仕入れて中身を捨ててダンボールを横流しして富を得た、見たいな逸話があったりします。
勿論それは現実の話ではないですが、実際にごく稀に流通コストが異常すぎて、常識では考えにくい(豊作で農場で廃棄)事が起こるのも現実ではあります。
より安く消費者へは製作者の利益をもたらさないこともまたあったりします。
市場原理は時として理不尽な状況を瞬間的に作り出したりするのが面白くも生産者は洒落にならないこともあったりします。