https://president.jp/articles/-/38115?page=1
ウィルスは、本来、宿主を殺すと、自分も死滅してしまうから、出来るだけ感染力は強めて、宿主は殺さないように弱毒化をする。
しかし、都市に集団で人間が密集するようになって、感染力が高くて毒性が高くても、宿主以外に感染させて広まる事が出来るなら、強毒性が強くても生存戦略で生き残ってしまい、強毒性が生き残れる社会環境を人間が作った為に広まる事になったという考え方はひとつの事実かもしれない。
本来エボラ出血熱は、強毒性で毒性が強いため村ひとつ滅ぼすとそこで消滅してしまう。
故に強毒性のウィルスは自然界にはその強さ故に残れない、しかし、都市部で流行すれば、その限りではない。
今回の新型コロナも風邪の一種、インフルエンザの一種とも言えるが、あまりの変異で、毒性の強い、弱い多種があっても、強いものでも本来は淘汰される筈のものでも今回は生き残っているのかもしれない。
自然界ではありえないが、今の人間達ならこれだけの犠牲を出しても次の宿主をすぐに見つける事が出来るなら強毒性でも生き残って増え続けてしまう。
本来あり得ない事、温暖化で永久凍土を溶かし、氷に封印されていた地下のメタンガスを溶かし出してしまい、温暖化のノンストップを始めてしまったのもまた、地球という宿主を殺しかけても気にかけない人間に襲いかかったウィルスとは、微妙に似ている皮肉な展開なのかもしれませんね。
実際は、地球はガイア理論の生き物では、ありませんから、生物の住めない灼熱の地球となって、生物が死に絶えても地球はなんとも思いはしないのかもしれませんが
ただ、この理論、心理的に問題があって、全面核戦争を自分達で肯定させてしまっている問題があります。
人類が地球のウィルスとして蔓延るなら根絶して地球が生存に適する数まで減らすべきだ、これを狂信的に信じてしまうと核戦争のボタンが正義のボタンになってしまう時代というのは、非常に問題な気がします。
実際に中国の何名かの軍事論文には、核戦争による人類削減による中国の新統治について研究されており、ある程度、核戦争を起こして地球を救おうという、とち狂った狂信者が軍部に居ます。
彼等が実権を握って実行しないと良いですけどね。
他人を犠牲にしても自分さえ(多くの人民も犠牲にして)生き残ればそれでいいという、社会体制なので、本当にこの思想を後押しする気候変動は、ちと、厄介な気がします。