ジークスは、初期設定時、駆け出しの冒険者から始まります。
本当に基礎知識しか持たず、放り出され、適当に外で狩りなぞしようものなら、『野生動物に自分が狩られます』、これには驚くプレイヤーが多く、ようやく、『この世界はなんか変だぞ』と周辺冒険者やガイド、各種情報を再度チェックしなおすようです。
多くの冒険者としてのテクニックや情報は必要最低限のものを除いて、自力で学ぶように設計しています。
ある意味不親切極まりない仕組みをとることで、先輩冒険者と交流や質問のきっかけを作り、そして、危険な冒険世界を生き延びる技を学んで欲しいと調整されています。
これには、過去に述べた運営の管理をしやすくする為の要素も含まれて居ます。
卑怯な方法かもしれませんが、この時点で周囲と協調できなかったり、会話を拒絶する参加者の難易度を格段に跳ね上げる意図もあります。
この為、ユーザーが交流やそれぞれが学ぶ方法を周囲と会話する事により連帯感や絆が生まれる事を期待してのものです。
TRPGでは会話主体ですが、多くのプレイヤーがTRPGや交流って?という人も多く参加しています、その参加者がスムーズに理解し一定レベルの知識を得て周囲と調和していって欲しいという願いが込められているのですが、何度かの微調整でその思惑はある程度成功したようです。
これには第一期シーズンからの参加者のボランティアの無償協力が不可欠となっています。
借りれるものは猫の手でも本当に借りてしまうので、参加者には一部負担になっていないか心配ですが、皆で楽しむという趣旨を理解していただける事は本当に助かります。
ゲームバランスとしては赤箱〜青箱程度を意図しており、それ以上だと多人数の参加者を共存させるには狭すぎるし、領土争いをGMがジャッジするには100名以上の参加者は多すぎると判断しています。
実際、その辺りがゲームとして成長を実感でき、また、危険と冒険のシビアなバランスを維持できるのではと思うのです。