震災より一ヶ月が経とうとしています
グーグルアースの被災地の多くの箇所が更新されていますが
上空から確認できるだけでも災害の規模があまりに大きい事がみてとれます。
この震災で亡くなった方、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
どの事例かは敢えて言いませんが、震災への対策、震災直後の初期初動、情報公開、判断については人災である部分が、今後、後世に判断される事になるでしょう。
また、同時に我が身を犠牲にして職務を遂行して負傷、殉職された方々、今、この瞬間も、その元で可能な限り災害救援に尽力している多くの方々が居ることも忘れることはできません。
人災については結果的に国民全体が招いた事でもありますが、自分達の判断のツケはあまりに大きかったのかもしれません。
起きてしまった事は結果論を論じても状況は変わりはしません、今はそれぞれが出来る事をして行き、復興に協力していく時だとも思います。
過去は戻せませんが、この瞬間から未来に関しては自分達の判断と行動によって変える事ができるものです。
自分達に何ができるのか、それぞれが考えた上で行動しましょう。
本当に必要なことは正しい情報を知った上で、判断を下す事だとも思います。
実際の濃度と希釈は放出される放射性物質の放出量が一体どれくらいなのかが重要
一番重要なのは、体内被曝を防ぐことです。
http://www.witheyesclosed.net/post/4169481471/dwd0329
また、危険性の高い物質は比重が重い為に、大爆発などで上空に飛散するなどがない場合であれば、遠くへ飛散することは難しい点も理解しておいてください。
同時にそれが遠距離での安全性を保証するものではありませんが一応の目安にはなります。
1ミリ=1000マイクロですので単位表記を見誤りますと1000倍違う全く違う評価になりますので注意して下さい。
「生き残る判断 生き残れない行動」の著者アマンダ・リプリーに聞く大災害生存者の心の闇と生と死の分岐点 | World Voiceプレミアム | ダイヤモンド・オンライン
http://d.hatena.ne.jp/ukiukineko/20110407/p2
4年後、癌を発症した子供たちが、ガイガーカウンターの役目を果たし、ホットスポットが判明する(資料追記あり) : 座間宮ガレイの世界
実はこんなに高い あなたの町の「本当」の放射線量(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(4/6)
「世界もおどろく日本の基準値2000ベクレル」にだまされるな | 放射線が目にしみる
/ WSJ日本版 - jp.WSJ.com - Wsj.com
「政府発表を鵜呑みにせず自分の身は自分で守れ」チェルノブイリ事故処理班の生存者が語る凄惨な過去と放射能汚染への正しい危機感 | DOL特別レポート | ダイヤモンド・オンライン
「25年で100万人を超える日本人犠牲者に直面。」カルディコット博士。高熱や風邪→突然死。知人橋本病。 - 「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。
チェルノブイリ事故は、故意に隠蔽された故の人災が住民を数十年にわたって苦しめました。
正しい知識と安全性の再認識が必要なのではないでしょうか。
今回、日本の場合は爆発飛散ではないですが、隠蔽体質に関しては情報が適切に公開されているとは言い難い為に、逆にデマや誤情報が飛散して不安を煽る可能性もあります、正しい情報とは一体なんなのか、危険を煽るだけでは解決になりませんので、その点は注意が必要です。
但し、同時にこの世界ではリスクをゼロにして生活することはきわめて困難な状況である上での数限りない選択を繰り返す世界であることも理解した上で選択してください。
最早ノーリスクで生きていくことは不可能です。
この先、不安なことは、この事故が風化していった時、周辺住民や事故に関わった人達がどのように救済・対処していく事になるかです。
危険を指摘する事が風評被害ともなる可能性もありますが、同時に不安をそれ故に声に出すことができない環境に追いやられれば、無言のまま情報も開示されず、数年・数十年後に隠された事実を突きつけられるのは、国民であったり情報を知る術のない弱い立場の人達となるでしょうから
既に一部の日本人は対岸の火事と思っている人もいるかもしれませんが、様々な問題が半減期の長い放射性物質であれば、この先あと数十年のスパンで様々な影響をリスクとして見続けていかなければならないのです。
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/houshasen/eikyo3-3.html
ただ、それは過剰反応であれば風評被害となりますし、隠蔽されていば知らぬ間に危険を取り込んでいる事になります。
既に完全な安全ではなく、どのようにリスクを今後とっていくのかという選択にすぎない点は理解しておくべきでしょう。
日本のどこに住んでいようと、完全な安全は存在せず、安全と思いこんでいるにすぎません、どの場所においてもどの程度の許容範囲のリスクを受け入れるかの判断でしかないのですから*1
闇雲におそれるのではなく、すべての情報を鵜呑みにせず、正しいと思える情報を一つ一つ検証して理解を深めていくのが今後のリスクとの向き合い方だとも思います。
XXXだから安全、○○は危険という考え方は、検証したうえで判断すべきだと思います。