日本も情報発信側である為、ゲームも外国を対象に含む場合、各国の規制に合わせなければなりませんし、同時に海外のソフトも、日本仕様としてコンシューマで出す場合は一部削除されたり倫理規定に合わせられますが、海外仕様のパッケージはそのまま発売国の規制あるいは、元の仕様のまま入ってきたりします。
その場合は英語と格闘する事になったりもしますが…。
とあるホラーゲームが規制されまくりで大炎上 - NAVER まとめ
ただ、規制も前もって仕様として調整がはいっていないと不自然な削除等でゲーム自体が意味不明な事になる例もあるので、基本は原盤(マスター)と同じ仕様で遊ぶ方が本来のクリエイターの演出したかったことが見えてくるので、例えば字幕の違いだけでも、まったく受け止める結果が違ってくる映画や演出もあったりします。
まぁ、英語をリスニングできるような人の場合でしょうから、そこまで楽しむようには英語に慣れ親しむハードルが出来てしまいますけども…。
海外版と日本版ではどうして表現や内容が違うのか。今,あえてCEROに聞く「レーティング制度」の現状について - 4Gamer.net
CERO Zの表現規制について自分なりに調べてみた - AzuYahi日記
海外メディアが選ぶ、興味深いゲームの規制例18選とその理由 – DAMONGE (国ごとの規制の差(どこで逆鱗に触れるか)
国ごとの宗教や信条、親元の意識的に、規制される要素が違うのでこれは国によって突っ込みが入る規制要素の違いがいろいろあって面白い
逆を言うと、国ごとに規制に触れる琴線が違うというのは、その国にある背景が違うという点で、どの国はどのような事はタブーとされているかが垣間見えるので、そういう点で調べてみるのは面白いかもしれない。
日本は、定期的に規制が特に女性表現について規制と緩和を繰り返していますが、海外では、ミスユニバースに水着審査が無くなるなど、スタイルやセックスアピールに対して規制が強くなってきており(そもそもそこまで行くと、コンテスト自体の存在意義自体が崩壊しているとは思わなくもないが… 競うこと自体ダメじゃないのとか始まりそうですし)、ゲームに対しての女性表現が海外では厳しくなっていく傾向ですが、日本は基本、モザイク領域に行かない限りなんでもありに自由奔放過ぎて、女性から嫌悪感を持たれている要素でもあります。
この辺は本能的な女性への意識とのミスマッチ(女性が美しくある部分を商品価値ととらえてしまう意識が同次元にある事の問題点)女性の同権意識と社会進出とともにまた規制方向へ進むかもしれませんが、うまくゾーニングを作って回避しないといろんな部分で規制が入ってつまらないゲームになってしまうのですが、これがまた規制ぎりぎりを攻める(規制自体を無視したい)クリエイターもまた表現の自由というよりその方が売れるからという領域でいつもぶっ飛んでいくのが日本の各業界の傾向ですけども…。
暴力表現については、この辺は日本では一定の基準で大体推移したりしているような気もします。
偶に血の色が変わったり、知らないうちにマイルドになってたり、暗転してたりしますが、やりすぎるとゲーム自体が成り立たなくなるので、やはり暴力表現については原盤(マスター)で遊ばないと意味が分からないような規制にならないように調整して頂きたいところです。
結局、この辺はゲームを遊ばない政治家の基準で決まるので、「暴力表現けしからん! 女性の表現はオッケー!*1」という政治家の判断基準が、遊ぶ側とかけ離れているのが良くわかります。
ただ、それ以前に、日本が市場としては規模的に売れない市場になりつつあるので『海外の作品が日本の規制修正するくらいならコストがかかりすぎるので売らない、もっと売りやすい国で売る』というのも増えてきています。
この辺はSteamなどで、多言語版のリリースで日本語版が発売される比率がどんどん減っている事で感じている人も増えてきていると思いますが、かかるコストの割には売れないので、もっと売れる国の言語版を出した方がマシという当然の選択が海外では増え始めていますので、英語の字幕と英語のリスニングは海外のソフトを楽しむには今後必須になっていく傾向にあると思います。(昔がそうだったので、昔に戻ったとも言えますが)
*1:結局、思考基準が60代だという事だと思います 国会で女性議員にヤジが飛んだり、男性議員がセクハラ発言で失脚みたいなのを見る限り、そういう事でしょうね