https://news.yahoo.co.jp/articles/f0ff8230111f92b7e318a20e1ce234ec67327eb9
素朴な疑問、電子レンジは構造的に爆発するのか?
さて、原理から考えてみましょう。
電子レンジは、下部、或いは上部からマイクロウェーブを当てて、食品内部の水分を振動させて発熱させます。
この為、卵やコップの牛乳など、対流が追い付かない状態で加熱が続くと破裂したり急激に沸騰して溢れます。
水分は逃げ場のない押し込められた状態だと1700倍になるために、逃げ場がなければ当然爆発します。
卵に押し込められた水分が1700倍に膨らんだらそりゃ、爆発するしか無いでしょう、卵を電子レンジで温めたらそりゃ爆発するというのはこういう理由からです。
(水蒸気爆発)
卵は破壊力抜群の小さな爆弾と言えます。
原理は水分の加熱による水蒸気として体積が大きくなるのに押し込められてるとなるので、牛乳でもかき混ぜて均一にしないと局所的に温められてこれまた沸騰時に溢れて大惨事になります。
最近は、メニューである程度検知したり、目安を表示されますがむやみやたらと加熱すると危ないです。
ただ、この場合はレンジ内部で散乱するだけで、レンジが爆発ではなく、レンジ内部が大惨事ということになります。
ただ、今回は『電子レンジが爆発』なので、レンジ内部に爆発する構造の物というのは考えにくいですが、暖めすぎて完全に炭化したものにスパークが飛べば引火して火災となることはあるようです。
それが爆発となると何を暖めすぎたのか、普段乱暴に使っている物も使い方を間違えると爆発に至る様なのですが、一体何をどうしてこうなったのでしょうか?
今後の現場検証と電子レンジの検証で明らかになりそうです。
電子レンジに爆発物を入れて加熱する爆弾という映画のような事ではないと思いますが…。
(※危険ですので絶対やってはいけません)
もし、チャイナボカンレンジなら、爆発は構造上あり得るか?
空想科学読本が大好きなので、この辺は検証してみることには意味があります、但し、大前提として現場検証にイチャモンをつけるものではないとこの点は先に釘を指しておきます。
電子レンジの原理であるマイクロウェーブの発生部分は、経年劣化で出力は落ちて行きます。
段々温まらなくなるのですよね、そこで大抵は買い換えなのですが、温まらないなら、長時間温めれば良いじゃないと、温め時間をどんどん伸ばしていくとかなり危ないことになります。
電子レンジは1500w等の有効電力を発するものが多く、家電製品としては危険性が高い製品です。
経年劣化で、携帯電話のリチウムイオンバッテリーのような爆発するような要素を持った部品は果たしてあるでしょうか?
(ありますかねえ…一応調べ中…)
爆発されたとされる電子レンジにはカップ麺が入っていた… 爆発はしないが… では電話の電子レンジが爆発したとの連絡と、家の延焼状況は何を示すのか?
電子レンジが爆発というよりは火災の原因となり、更に爆発する何か、あるいは延焼原因で爆発につながった等、最終的な検証結果を知りたいところです。