https://www.ippaikaasan.com/entry/2021/01/01/161252
異世界転生されてしまったがわの現実の残された側のお話
異世界から帰ってくる保証も手掛かりもない。
そもそも、現実として異世界転生はあり得ない。
残された側がそれにすがってしまうと…待っているのは悲劇しかないのだろうか?
異世界転生ものは、現在のジャンルとして売れるのでこのジャンルが成立しています。
見も蓋も無いですが、現実としてはそうなります。
ただ、同時に粗製乱造気味ですから、より視点を変えたり、設定に工夫を凝らしたりと色々あるのと、今の大筋が確立しているのは、テンプレートとして、話の本筋以外を考えなくてもなんとかなるという利点もあります。
その辺で異世界転生は、残された側の苦悩はあまり描かれません。
読者が望みませんから。
ちょっと読者が望まない部分、アニメ化してしまって、今、中国で大パニックで勝手に大炎上してますけども。
読者の気持ちいい部分だけを読みたい部分を書く、これが売れるので、ある意味、今好まれているのは、何故なのか突き詰めると、現実のストレスと闇が見えてきて、同時に現実でそれをなんとも出来ない無力感と諦めがかいま見えます。
アメリカ等は本当にどうしようもない無力感と暴走の真っ最中ですから、数ヵ月か数年遅れでアメリカの問題の影響を日本は受けることになるでしょう。
圧倒的な閉塞感は未来にさまざまな悪影響を起こすことを、歴史は示してきましたが、それはまぁ、直接はこの話とは関係ありません。
残された側のアプローチは、本筋を離れるため、しばしばはしょられますが、同時に描けば描くほど設定の自縄自縛を起こしかねません。
読者が離れない範囲でこの部分を盛り込むのは結構大変だったりします。
ラノベって、読まれないと、作者干上がってしまいますからね、その辺も色々難しいです。
此方の作者様は自費出版でこの作品を販売もしております。