こんな事もあろうかと思って用意しておいたんだ - YouTube
http://mainichi.jp/select/science/news/20100328ddm001040078000c.html
小惑星探査機:はやぶさ、6月帰還へ 旅立ちから7年、目標軌道に
◇地球−イトカワ、往復45億キロ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、人類初となる小惑星の岩石採取に挑戦した探査機「はやぶさ」が地球へ帰還する目標軌道に到達したため、主エンジンの連続運転を停止したと発表した。これで今年6月の地球帰還が確実となり、今後、微調整を繰り返しながら地球を目指す。はやぶさは現在、地球から約2700万キロの地点をエンジンなしで慣性飛行している。この日、最も地球に近づいた際には上空約1万4000キロを通る楕円(だえん)軌道に入った。
はやぶさは、地球と火星の間を回る小惑星「イトカワ」に接近、2度の着陸と離陸を成功させた。主エンジンは何度も故障に見舞われたが乗り越え、設計寿命(1万4000時間)に迫る運転を続けてきた。往復約45億キロという長旅のゴールが間近になった。
プロジェクトの事前予測と非常時の対応準備の緻密さは、日本のお家芸と同時に、ここに来るまでの度重なるロケット技術開発への失敗を乗り越えてきたその努力が繋がっているとも思います。
アメリカでもアポロプロジェクトも計画を推進を急ぐあまりの大事故から転機を経て、月へと降り立った経緯もあります。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100614-OYT1T00947.htm
「はやぶさ2」が動かないのは政治のせいではない | おごちゃんの雑文
http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/06/14/hayabusa_return_02/*1
そしてアメリカ、日本共に宇宙への予算の削減・打ち切りへと向かっている現状もまた政府の決定により遅れるもの、失われるものもまた大きいでしょう。
「はやぶさ」は約125億円という低予算の中で、世界初の成果をいくつも成し遂げた。この点について聞かれた川口プロマネは「ローコストだったのは、冗長性がない技術的挑戦だったから。それでうまくいったのは幸運」とコメント。「お金をセーブして成果を出せと言うのは無理。しかるべき投資をしないと技術成果が上がるはずはない。『はやぶさができたんだからローコストでもいいじゃないか』というのは論理が間違っている」と、そういった向きには釘を刺した。
サンプルの持ち帰りがどのような結果であろうと、このプロジェクトをここまで成し遂げたスタッフの方々を賞賛致します。
404 File Not Found | 宇宙科学研究所
Red Fox はやぶさ帰還 欧米メディアの報道
*1:奇跡的な成功だが、途中失敗していればどんな評価を受けていたか、今の政治体制では予想がつきすぎて悲しい、そして多くの技術の蓄積と人材が失われるのでしょう。見えない将来的な価値を見いだす事が出来ない人達が未来を見据えて政治を出来るのか不安ですが…。そんな人達の未来はどんな世界を築くのでしょうか