「まだ開けていないドア」…シナリオを考える: The Lair of Glaurung
「まだ開けていないドア」2: The Lair of Glaurung
「まだ開けていないドア」3: The Lair of Glaurung
振り返ってみれば通ってきた道が一本道であっても、それが自分で選んだ道であれば、それは一本道ではないように感じます。*1
結果的に通る道は一本道であっても、*2一本道に見えないように自分で選んでドアを開けたと「感じる」事が重要なのかもしれません。
用意されたレールを渡るのではなく、自分で歩むことを求めていると同時に、その開けた扉の先もまた、開けた本人の望み通りになっていることを求めるのか否か、これが人によって違うのかどうか、試行錯誤を繰り返しています。*3
(人によって答えが違うのですが、概ね、予想や願望に近い事を望みつつ、意外性も内包する到着地を求めている場合も多いように思います)*4
*1:本当に一本道ならそれ以外に道はないのですが、シナリオには準備したおおよその地図や道程は一本〜複数本、人によって用意すると思います、でも選ばれるのはそのうちの一本である事は多いです。他の道の用意は無駄ではないとも思いますが、複数本用意して、そのうちの一本を選択してそれを一本道と思わせてしまうのは技量のなさなのでしょう、逆に一本を複数本に見せることも相手と息が合えば可能かなと思います。常にできるようなものではないと思いますけれども
*2:分岐を戻らなければ、選択肢を選び続ける場合には、その道程は「自発的に選択された一本道」となります、選ぶ道は違っても、あるいは「選んだように見えた道も」、それが用意されたシナリオ準備とかけ離れる場合も多いですが、誘導が巧みな場合、その道程は一本道であっても一本道には見えません。逆に全方位に広がっている場合や、敢えて道を進まず、空を飛ぼうとしたり、穴を掘ったり、進まないと宣言したりも出来るのがTRPGですが(推奨されない事も多いですが)
*3:そして、概ね自分の技量以上の事をしようとしたり、相手のやりたい事を読み間違えて失敗してしまうのが経験や技量のなさ故なのでしょう。相手に合わせたセッティングが大切だと痛感する日々です
*4:偶に一本道でない事を確かめるために、道を戻ってみたり、敢えて道なき道を進んでみたくなる時もあるようです。道の歩き方は人それぞれ、そしてピクニック同様、相手の体力、目的、時間に合わせて楽しく回れる速度、場所を一緒に選ぶのが重要なのですが、きちんと相談しておかないと、脱落者や怪我人や事故に遭遇したり、ピクニックなのに遭難者を出したり、登山装備のメンバーが集まったりします、参加者みんなが同意したり求めるならピクニックが冬山登山になったっていいんですし、そのハプニングすら楽しめたらいいんですけどね、一人だけとか半々に要望が分かれると、うまく調整しないといけないのでしょうけれど