SOS2のシステム稼動から4年、展開は第二期となり、そして更に『海狼編』他タイトル未定の水面下シナリオが展開中です。(というかタイトル自体がネタバレともいう)
参加者には未だ中途半端なベータテスト(本稼動はかなり未定)にお付き合い頂き、日々内部仕様が密かに変わる設計を前に阿鼻叫喚とドラマを繰り返して行くチャレンジャーな皆様には、感謝の念に堪えません。
数年で第一期の参加者も学生から社会人となり環境の変化により参加が継続できない方、そして新たに参加された方それぞれが入り混じりそして、過去の(ゲーム上)実際に起きた出来事が伝説や過去の歴史として風化しつつそれぞれの立場によって語られる、大河RPG*1として面々と受け継がれてゆきました。
1GMが数年のスパンで100名以上をTRPG風に遊びそれを歴史として記して行く、この無謀な挑戦は紆余曲折の末、今に至ります。
とにかく思うのは現状は通過点であり、そして何処まで状況変化に対応できるか、GMの多忙で忙殺される日常で何処まで管理に時間を割いてそれを『楽しめるか』常に対応し続けなければならない事を維持できるかという事だと思います。
そして、この面倒くさがりで楽な事と役に立たない事にばかり手間をかけるどうしようもないGMをなま暖かく見守って頂き、さらには無償でご協力いただけるフォローメンバーの方々には本当に感謝致します。
楽しむという言葉が、共通の認識ではない事、そして如何に文字や言葉が自分の意図通りに伝わる事が難しいかは自分、そして参加者間に起きた様々な出来事で痛感し、また学ばせて頂きました。
現状のバランスは決して正しくも最良のものでもなく、問題を解決するひとつの手段に過ぎなかった事、そして結果論ではどのような事も言えますが、同時にそれよりもより楽しめる方法や判断はなかったのか常に様々な出来事への対応が最良の策があったのでないかと考えさせられる日々でもありました。
人の大切さとそして相互認識・理解の難しさと同時につながりで出来る可能性は予想を張るかに超えたものでもありました。
何かを行う時、それに対して必ず反対意見も出、そして万人や当事者が納得できる最良の策はシステムを破壊するという矛盾もまた今でこそ楽しい思い出ですが、当時は洒落にならない事態を引き起こしもしたものです。(というかまた何時か起きるかもしれません)
管理者が絶対に正しいという事はありません。
と、同時に運営は管理者が最終的に責任を持たねば瓦解します。
どちらをとっても間違っているなかで手を打たねばならないときもあるとも思います。
参加者が自分に不利であればそれを納得できない事をどう対処するか、そして対処しきれず不満を持ち続ける事も未だ完全には対応しきれてもおりません。
すべて通過点であり、そして、最善の策でも正しいシステムでもありません。
必要に迫られそして参加者と共に、あるいは独断での判断の結果がここにあります。
記された言葉やそして残された記録、参考資料もまた、多くの情報から様々に参考とさせていただきました。自コメントは反面教師として、リンク先の様々な言葉は皆様の判断の指針とされてはとも思っています。実際、Blog資料化は多くの運営での助けや様々な状況で個々のサイトマスターがどう考えどう行動するか、ひとつの指針として大変勉強になりました。
Blogは情報発信としてそれを受信する側として本当に便利なツールとなっています。
以前であればデザイナーとの距離は本当に遠かったと思いますが今は検索で様々なデザイナーの発売以後の声を知る事が関連雑誌以外からも知る事が可能です。
毒吐きサイトを含めて様々なネガティブな意見を現実にトラブルとして具現化する前に対応策を講じて置くか、転ばぬ先の人柱として多くの失敗談とその対策を話し合う各サイトの意見は本当に現実に起きている事象だからこそ、現実に必要な対応策を考えさせられました。
トラブルを起こすのも、それを防ぐのも人です。
楽しみを生み出すのも、つまらなくしてしまうのも人です。
同時にではそれはすべて参加者の責任に寄るものと言ってしまえるものでもないと思います。
どうそれぞれの楽しさをマッチングし、そしてGMの管理できる範囲内に収めるか、収め切れなければどう対処するか。
その紆余曲折の恐らく失敗例がここにあります。
それをどう生かすか、一笑に付すかは読者に委ねたいと思います。
願わくは未だ通過点であるこのゲームに参加してくださる皆様が、僅かなりとも楽しめ、振り返ってそれぞれの参加者同士が思い出として何時か語り合う事のできる共有空間と共有時間であったと感じて貰えれば、それに勝る喜びはありません。
そして、GMはそれを編纂し、千名を超える参加者の歴史を記す事と、参加者が繰り広げる未だ白地図である未来の物語がどう記されるか、参加者と共に歩めればそれがGMにとっての楽しみなのだとも思います。
何時まで続けられるかは保障できません、故にだからこそ有限で貴重なそれぞれの時間を共有するその場所と時を大切にして貰えればと思います。
『他人を楽しませることで自分も楽しむ事ができるならば全体として全員が楽しめる共有空間となる』その絵空事ではありますが、実現がどこまでできるかわかりませんが、ご協力いただければ幸いです。
少なくともこれまで本当にいろいろありましたが、それでも『楽しかった』と思います*2、そしてこれからも出来るだけ多くの参加者に楽しく遊んでもらえるよう努力したいと思います。
恐らくそれは万人を楽しませる事を保証するものでもなく、本人にも楽しむ為に努力を求めるかもしれない類のものです、システムでそれを何処までアシストできるのか、それもまた今後の課題でもあると思います。
多くの言葉は運営者として、そして故に本音が出る事も少ないですが、同時に本音として、皆さんに楽しく遊んで欲しいと心から願うものでもあります。
通過点ではありますが、そしてこれからも参加者の皆様とお付き合い頂ければ幸いです。
本当に多くの協力を頂きました、この場にて再度御礼を述べさせていただきます。
ありがとうございます、そしてこれからも楽しく遊んでくださいね。
クリスマスイベントのプレゼント提供を頂き配布処理をしつつ絵師様の無償の協力に御礼の言葉を、絵師様そして皆さんに伝えたく筆を取りました。*3
それぞれの参加者の皆様に幸運が届きますように。
少し早いですが、メリークリスマス♪