レビュー:アリアンロッド・リプレイEX 死者の花嫁
TRPGの心構えを教えるには?
アリアンロッド・リプレイEX 死者の花嫁 “プレイヤー&GMガイド”読ましとけ、下手に中途半端に教えるより役に立つ。との書き込みを見かけたので、新しいプレイヤーガイドの基準として気になってました。
と、最近、何かにつけ、このリプレイの話題が出るので、“プレイヤー&GMガイド”目的で購入しました。(リプレイは、銀の輪の封印を読んだ段階ですので)
うわーい、これ読んだらGM何も言う事ないや(笑)
・・というか、お互い配慮しつつゲームを楽しみたいですよね。
よくわかる系の本や、ロールプレイング・ゲームの達人、TRPGの雑誌の様々な言葉をいろいろ考えながら、皆で楽しみたいなと考えているのですが、これでひとつ参考にする本が増えたようです。*1
※“プレイヤー&GMガイド”との記述の差として、
ここでは『それぞれが周囲を楽しませる事で自分も楽しめる』とのスタンスを用いている。
これは、相手を楽しませようとすれば、相手へ不愉快な態度や行動を取ることは行いにくく相手への配慮を意識すると期待しての記述です。(というか楽しませようとして、相手へ不愉快な態度を取ることは難しい筈との事を期待しています)
自分が楽しめればよいと受け取る取り方では怖いので(ガイドでは当然そうは書いていないが)、『それぞれが周囲を楽しませる事で自分も楽しめる』の言葉を使いたいと思う。(なお、相手を楽しませる事は接待することではありません)
どうだろう、これも単純化できずに名称化の迷い道に入り込んでいるのだろうか?*2
それぞれが、相手を楽しませる配慮をすれば、自ずと相手に不快となるような行動は避けられ、それを全員が出来れば全体として楽しいゲームになると思います。
『些細な言葉尻の取り合い』よりも、本質的に学ぶべき、守るべき事が沢山この本の中にあると思う。
心遣い。皆で楽しむための思いやりや協力、皆でゲームをしている際の指針、ゲームは様々なジャンルがあるので全てが適用できるとは言わないが、何故ゲームをするのか? そして、その為にどういうやり取りや、何が周囲にどう受け取られがちなのか?
判っている、理解していると思っている人が一番守れていないことも多いから、GMも含めて、もう一度、読み返してみるのも良いと思います。