参加者(プレイヤー)が、わいわい楽しく遊んでいる姿を見ること、それが楽しくて運営している。
いろんなプレイヤーとしての掛け合いと、そして水面下で繰り広げられるキャラクター同士のシリアスなやりとりだったり、心温まる会話だったり。
一部はロールやライトで表示されるが、その多くはその当事者同士で大切にやりとりされている。
そして、その言葉のやりとりと心のつながりが、いざ何かが起こったときに背中を任せることのできる信頼できる仲間となるのだと思う。
200名近くの参加者がひとつの世界で冒険者として動き活躍する様は一種壮観でもある。
勿論、全員が英雄として動くようであれば容易に世界はカタルシスへと動いていくだろう。
ひとたび、NPCがそう動き出せば、多くの小さな幸せは戦いの戦火へ飲み込まれ、冒険者は剣を持ち巨大な敵と戦う事になるのかもしれない。
そして、それを防ぐ為に、密かに冒険者が知らぬ間に、多くの陰謀は繰り返され、知らぬ間にある者は傷つき倒れ、ある者は命をかけ平和を守るために戦っている。
表向きの平和に潜む、邪悪な影を多くの者は知る由もない。
そして、この物語には、現実と同じように結末は皆の努力や行動によって決まる。
勿論、一人で歴史を変えるようなことはそう簡単にはできない、現代と同じように雲の上で勝手に何かが決まっていくのも事実である。
だが、と、同時に、その中で確かに冒険者は生きそしてそれぞれの何かをつかむために日々生きている。
この物語の結末は私にもわからない。
ただ、いえることは、皆が今あることから目を塞ぎ、全ての変化の音から耳を塞ぎ、何をやっても変わらないとその努力を怠ったとき・・ 世界は、それを望む力ある者のなすがままになっていくだろう・・・。
自分の手でできることはちっぽけでその届く範囲はそう広くはない。
そこで全てを諦めてしまうかどうかは、その人次第だろう。
冒険者として何をなし、そして、どう生きるのか? その参加者達だからこそ生まれる物語を私は見続けて行きたいと思う。
・・・それは小説以上に勝る面白さなのだから!!(必ずじゃぁないけどね)