普通は、1GMに数名のプレイヤーでプレイヤーの行動をGMが判定する。そういう判定をします。
ですが、GM以外にプレイヤーもGM技量を持っているなら、プレイヤーもGM判定したらどうなるだろう?
多人数を処理する事になったGMの苦肉の策というか『猫の手を借りてしまった』実験です。
『GMを含めて皆が楽しむシステム』として、100名以上の全参加者をジャッジする事は不可能です、判定の山にあっというまに押しつぶされます。
では、ゲームシステムで自動処理(いわゆるMMOスタイル)にロールプレイをかぶせ、更に演技のジャッジは個々に『確定を描写をしない条件で』でやってみてはどうか?
すでに『なり茶』というゲームスタイルが確立しているのだから、それを参考に取り込んでみたらどうだろう?
(※注 『なり茶』はTRPGですらない、いかにGMがなりふり構わなかったかがわかる選択であろう)<要は楽しめれば何でもよかったらしい。
(実際、アドリブでTRPGやる事だってない訳ではないのだし)
小規模のエリアで『確定描写をしない』、『システムの判定を優先した上で』の個々の参加者の演技と交流を行う。
大規模戦闘、パーティでの行動、NPCへの関与、組織や軍隊の働きかけ、などは、個々の組織リーダーとジャッジし、その組織リーダーが各部下やメンバーを取りまとめる。
プレイヤーが、キャラクターを演じ、それぞれのリーダーを演じる事で、小規模のエリアの采配をプレイヤーが行う。
そのような、プレイヤーがプレイヤーと交流によって描写していくスタイルを、リーダー規模でGMが判定して行けば、数百人の全体のジャッジも(見かけ上)可能なのではないか?
煩雑な戦闘処理はCGI任せでそれでは表現できない、あるいは人間でしかだせないファジーな柔軟な発想は人間同士で受け止める。
そのようなテストの試行錯誤で今があります。
これには失敗談が非常に沢山あり、多くのトラブルやプレイヤーに迷惑をかける事で徐々に修正されいきました。
今ではある程度のノウハウとプレイヤーの不文律、できることできないことを明確にすることで見かけ上の全体の演技が成り立っています。
容易にバランスが崩れる為に、ある程度、理解してもらってから参加してもらうという必要もまた出てしまいましたが・・・。
当初起こった様々な問題については改めてお話いたしたいと思います。