ジークスの元となるキャンペーンは、D&Dによって行われ、その時点でプレイされた世界設定、英雄、様々なキャラクターの肉付けがされていきました。
その後、PBMという形で更に展開を続け、D&Dの神がかり的な英雄物語(キャラが成長するとそのような成長となるのは新和版D&Dを経験した方はご存知でしょう)を過去の物語とした背景世界として、より多くの参加者達が遊べる世界としてより細かいキャラクター達が参加者によって遊ばれ、それが今のNPCとそして世界の根幹になって行きました。
新和版D&Dについては過去少し述べましたが、詳しく紹介されている 焔揺介さんの日本における D&D の展開http://www.geocities.co.jp/Playtown/8080/dd/aboutdd/injapan.html
をご覧頂くのもよいかもしれません。
ジークスは某紙のD&D紹介企画から始まる『ロードス島戦記』と時期的に同じ時期に開始された三部に渡るキャンペーンですが、『フォスロード』というキーワードと背景で展開されるキャンペーンとしてロードス島戦記の第二部当たりにキャンペーンは第三部を終了、D&Dの紹介記事であったロードス島戦記があのようにメディアミックスで周知され定着するとは当時は思っていませんでした。
同時にドラクエが日本のRPGのイメージに影響を与えたように、ロードス島戦記のファンタジーとしてのイメージがその後のファンタジーTRPGに影響を与えた事は否定できないでしょう。
近年のファンタジーブームによりそれは『ハリーポッター』や『指輪物語』で塗り替えられたと思いますが、当時、大きく影響を与えたメディアミックス群でした。
D&Dは今後、第三版が主流になって遊ばれていくと思いますがジークスの根幹には新和版のD&Dが大きく影響を与えていると思います。