ファンタジーというと大体イメージが似通って(勿論、ハリーポッターから指輪物語 etcetcと種類は多種多様)いるのとキャラクターができること知識の差が極端に差があるような事が少ないから、プレイヤーの意識もある程度似通ってくるので、集まったメンバーでの遊びもしやすいのですが・・SFは難しい。
メンバーが一定のSFの知識があればよいのですが、ありすぎても、なさ過ぎてもゲームとして『予想した期待した行動』というのが達成できないことが多いように思います。
これはGM側の知識不足、あるいはSFの概念や発生する力や物自体が、キャラクターの力ではどうしようもないくらい咄嗟の機転でどうこうするには事前知識が必要な為かもしれません。
ファンタジーなら川を渡るための試行錯誤はサバイバル知識や情景を浮かべて、咄嗟にある品で何をするかプレイヤーで相談できますが、SFですと、スキルの壁やプレイヤーがその知識を持っていないと解法がまったく浮かばない可能性があります。
レールガンって何? こんなエンジンこの船体に積んだら・・ いや、この通信方式だって矛盾しているし、第一・・・
などとSF考察やそれぞれの設定について脱線したら戻って来れなくなります。
SFの場合、ある程度知識があってそれでいてマスターと話を楽しむ為にある程度矛盾はゲームの流れに調整できる人達でないと収拾つかないのでは? と思ったりします。
ファンタジーのゲーム内で魔法のような出来事がSFでは全て起こるのですから、ジャッジは大変という事です。破壊力も機動力も情報力も機械の力で肥大している全員が魔法使いの状況、それの制約にスキルや知識の判定という事になるでしょうが、つまりは容易にプレイヤー全員が『歩く火薬庫』になりかねない世界ともいえます。
プレイヤーがそこをうまくセーブできて話が成り立つという難しいシナリオともいえるかもしれません。
・・・ってまぁ、スターシップオペレーターズという突っ込みどころ満載の作品をみて、SFのマスターはやっぱり難しいなぁ・・と再確認したりしています。
マスターとしてSFの判定をどう認めるか、その基準や技術が千差万別な世界で何を基準とするか・・作品を見ながら思ったり。
とりあえず提督、敵の放送よりも自分の部下の報告を信じろよ。
マスターとしてプレイヤーの宣言だったら話としてジャッジ通すけど・・実際にはありえない敵さん達も、ゲーム中なら面白いのかもしれません。
スターシップオペレーターズ http://www.starshipoperators.com/
なお、打ち切りだそうです。(ノーコメント)
水野 良さんの小説のテレビ化ですが・・