ジークス島戦記ロストクロニクル

最近は軍事や時事関連多いですが、別の世界線の話と言うことになってるので本気になさらず(念のため ※TRPG用資料で判定処理の為)

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  ジークス島戦記ロストクロニクルって?

 SOS2(スクリプトオブサーガ)というブラウザRPGを、『時間が合わない、時間が取れない、メンバーがいない』等、TRPGを遊ぶになかなか条件がそろわない人、そして、TRPGって何?という方まで、

『冒険者になりきって冒険世界を楽しもう!』という趣旨で展開されるファンタジーRPGシステムです。 ALFRED-SYSTEM自体は、その時代の可能なメディアでファンタジー世界を構築して楽しもうという趣旨で運営されるゲームシステムです。  ジークス島戦記自体は、多くの媒体で遊ばれましたが、CGIで運営されるのが、ロストクロニクルとなります。

参加料金はありません、『他の参加者と協調して楽しむ事ができる事が参加資格』、
趣味で運営しておりますので、同じ卓に集まった仲間とわいわいやれる場所を提供できればいいなと思っております。

もちろん、遊ぶにはお互いが楽しむ為の礼儀やマナーは身につけてね? ジークス島戦記ロストクロニクル

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韓国企業のロードス島戦記は、拝金主義の夢を見るか? 2月16日より正式オープン 運営評価は『バグゲー』

ネオクラシックMMORPG ロードス島戦記オンライン |Pmang公式(ゲームオン運営)

紹介記事30年の時を経て,新たな「ロードス島」の歴史が幕開く。プレミアムクローズドβテストで体験した「ロードス島オンライン」のプレイインプレッション - 4Gamer.net

…主催が韓国企業*1なので、ロードス島戦記MMOは、予想通りになって欲しくはないですが、非常に不安ではりますが、一応紹介しておきます。
一応βも遊んでみて、かなーり、いやーな予感はしますが、それでもまぁ、ロードス島戦記ですんで…。

まず、βテストでの感想というか実体を…。
基本無料、アイテム等の課金方式のネオクラッシックRPGと銘打った実体は、今時珍しい2Dタイプのゲームシステムです、その分軽いですが

ロードス島戦記らしからぬ様々な要素
まず、キャラクターは固定、ソードワールドロードス島戦記のTRPGルールシステムなどを踏襲はまったくしていないが、プロデュースに原作ファンがスタッフとして関わっている為に、HPをLPとしてみたり、一部、呪文等にロードス島らしさを出そうという涙ぐましい努力は垣間見える(まぁ、韓国の開発スタッフに大分妥協を強いられたんだろうなぁと裏事情が逆に見えてしまって、なんか悲しい気持ちになってしまったのは原作好きが関わっていると知っているだけに久しぶりの感覚です)
…しかし、魔術師がファイアーボールをいきなり打ちますか? 演出的に他のでは面倒なんだろうけどさ…

どう考えてもロードス島戦記の為にくみ上げたゲームシステムではなく、ロードス島戦記という名前を使って今時売れない2Dゲームシステムをロードスコンテンツをかませることで売ろうという*2魂胆が見え見えのデザイン
このため、多くのシステムとキャラグラフィックは元ゲームシステムの流用の為、ロードス島戦記らしさではなく、どこかの2Dグラフィックゲームにロードス島のテキストを当てはめてゲームをプレイしてもらいますよという形なので、ロードス島のイメージがこれじゃない感あふれているが、そこは数十年ぶりにロードス島関連のコンテンツが遊べるんだから我慢しましょうレベルの妥協点から入る必要があるゲームシステム
先行開始した韓国風のロードスキャラのこれじゃない感をなんとか我慢して遊ぶ必要がある、日本風(純粋にロードス島戦記として)のロードス島戦記に差し替えはしないつもりのようなので、韓国風ロードス島戦記を遊ぶことになる。

…つまりは、アメリカナイズされた忍者映画を日本人が見る、これじゃやない感をどの程度感じるかが、原作ファンだとあるかもなーという感じなわけです。・・・

まず、キャラが それぞれ 騎士系は男性 僧侶は女性 魔術師はハーフエルフの男性 盗賊は女性 と キャラが固定されて自由度はない *3
おまけに、その4種類のキャラしか選べない上にグラフィックも4種類だけの参加者全員のキャラが画面上に4種類のキャラグラフィックでいるわけだから、もう違和感ありありでロードス以前の問題のへんてこさのゲーム開始になるわけです。(全世界が4つのキャラグラフィックしかないRPGなんて久しぶりにプレイすることになるでしょうが、その違和感はかなり強烈でした、ま、結局なれるしかないけどね、ロードス島戦記の世界観しょっぱなからぶち壊しです)
ソードワールドロードス島戦記などのスキルシステムなどとはまったく無縁(結局は元の韓国開発のゲームシステムがベースの為、そちらにロードス島のコンテンツを出来る範囲でのっけてみたという事)
原作キャラ達の旅に、自分PCが追加で加わるという感じのストーリー展開、一応、昔の物語を追体験するような流れになります。
まぁ、ロードス島戦記を遊ぶのではなく、どっかの昔のゲームシステムでロードス島戦記をむりやりやろうとしたら、こういう展開で演出するしかないかな?的な妥協の必要な遊び方が必要になります

韓国企業のゲームシステムと韓国で先行開始していたのだが、評判は超微妙…日本でどの程度運営(資金回収?)をするつもりなのかがどうにも見え透いてしまっていて非常に不安

…でもそうでもしないとロードス島戦記が遊べない以上、つきあうしかないというのが、あんまり原作ファンを舐めてゲームだすのかよ、おい…という感じなんですが、まぁ、それはまぁ、我慢できるかどうかだと思います。

えー、まるで上記の不満の言い訳をいただけるかのような、主催側の広報が出ました。
「ロードス島戦記オンライン」開発/運営インタビュー。待望のオープンサービスで新クラスや大量のボイスが実装 - 4Gamer.net

以下 引用 回答に近い部分を抜粋

ナム氏:
 4年以上前の話になりますが,当時,日本のIPを使って何かゲームを作りたいと,ゲームオンさんから申し出を受けたんですよ。それで,いくつかのタイトル候補を提示されたのですが,その中にロードス島戦記があったので「これを作りたい!」と。

4Gamer
 そうして制作が始まったわけですね。では,当初のαテスト予定が遅れたのは,なぜだったのでしょうか。

ナム氏:
 最初のコンセプト,とくにビジュアルコンセプトを固めるのに時間がかかりました。ゲーム部分についても,当初は弊社の「RED STONE」のシステムを採用しようと思っていたのですが,結局すべて作り直すことになってしまって。

4Gamer
 見た目は「RED STONE」を踏襲していると思っていましたが,中身は全然違うものなんですか。

ナム氏:
 そうですね。クォータービューであることやアイテムの仕様などは似ているように見えますが,スキルシステム,戦闘方式など,すべてを作り直しています。それに加えて,もう少しカジュアルなMMORPGにしたくて,反射神経が必要となる部分をなるべく排除しようと試行錯誤を繰り返しました。これらが遅れてしまった原因です。

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4Gamer
 パーンのように,剣術の指南を受けたいですね(笑)。先ほど,合田さんがロードス島戦記の世界を追体験できるとおっしゃられていましたが,シナリオはゲームオンとL&K Logic Koreaのどちらが担当されているのでしょう。

加藤氏:
 基本的なシナリオは,すべてL&K Logic Koreaさんにお任せしています。ただ,以前のインタビューでもお話ししましたが,ベースとなるストーリーラインは原作に準拠しつつ,こちら側からこのエピソードを追加してほしいだとか,この時代であれば,このキャラクターがこの場所にいてもおかしくないのでこういったエピソードを入れたらどうか,という提案はしています。また,上がってきたシナリオを監修した水野先生から「こういう風にしてもらえないか」という提案があったときも我々がまとめています。

4Gamer
 本作のキャラクターメイクは,キャラクターとクラスがセットですよね。ロードス島戦記は,もとがTRPGのリプレイということもあり,種族や職業,性別,信仰などを自由な組み合わせでキャラクターメイクさせてほしいという声があると思います。今後,対応する予定はありますか?

加藤氏:
 残念ながら,現状ではありません。原作のストーリーにうまくプレイヤーキャラクターが溶け込みやすいように,バックグラウンドを持たせた7番めのメンバーという設定を持たせていますから。これは,“パーン達と冒険しながらのロードス島戦記”を表現する上で,ひとつの回答なのかなと,L&K Logic Koreaさんと話し合った結果なんですよ。

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4Gamer
 パーン達といえば,ゲームの公式のイラストは,小説やリプレイの挿絵を描いた出渕 裕氏や,OVA結城信輝氏のものとも違いますよね。あれはどなたが描かれたんですか?

加藤氏:
 プレイヤーキャラクターのイラストは,ゲームオン側で描き起こしたイラストです。パーン達NPCはL&K Logic Koreaさんにお願いしています。

4Gamer
 有名なタイトルだけに,イラストレーターさんは大きなプレッシャーがあったのではと思うのですが。

ナム氏:
 もちろん,かなりのプレッシャーがあったと思います。あのイラストを描いたイラストレーター自身がロードス島戦記のファンで,以前,水野先生とお会いしたときにサインをもらったり,自分がゲーム業界に入ったのはロードス島戦記のお陰ですといった話をしていましたし。ただ,プレッシャーはありつつも,楽しみながら描いているみたいでしたよ。

上記をどこまで信じるかは、実際の作品を見て感じてみて欲しいと思います、出渕裕氏のイラスト以外は認めん!という方もいるかもしれませんが、それはそれで無茶でしょうし…違和感は多少はあるけどね… 同じに描けなかったのは著作権的なのか、イラストレーターの主張なのか、同社のブラウザゲーム側ではそんなに差異は大きくなかった*4と思うんだけど何故なんだろう… ファンなんだそうですよ。

※今回 4Gamerはかなり的確に疑問点を指摘している、つまりはそれだけコアファンはその各要素が『ロードス島戦記』らしさということを認識しており、同時に不満としてもかなり積み上がっている要素に答える形だ。
その回答が上記だが、額面通りに受け取る事はやはりファンは出来ないだろうが、製作側の言い訳としては上記という事なので実際にどう感じるかは、実際にゲームを遊ぶ機会があるようであれば、上記の主張を知った上で、どう感じるか遊んでみて欲しいとしか言いようがない、立場上、本音で運営側が語ることが出来ないって事はそれなりにあるだろう。

…ただ、逆にロードス島の元読者層ってのは50代〜30代くらいなので、今のばりばりのFFみたいなシビアなMMOのシステムでゲームだされたらそもそもついていけないでしょうから、むしろこの展開は、そういう意味ではありかもしれない。
ヘイトとかも戦闘をしかけないと発生しないようなので、トレインに轢かれるとか*5そういうことはないようなので、MMOの殺伐さはあまりないのは古い世代が遊ぶにはいいのかもしれない。
数年前のゲームシステムということは、逆に今のノートなどでも遊べるくらいにシステムは軽い??かもしれない。
後は、基本無料というのはただで遊べるというわけではないので、どの程度 アイテムや枠課金で回収する気満々なのか?という点ですね。

βを見る限り、原作ファンのスタッフがかろうじて演出にこだわれるところは介入しようとして、現場スタッフとどの程度妥協できたのか、突っぱねられたのかがわかるゲーム内容といえると思います。
このため、採算が合わなければ早期撤退もありうるし、逆に課金前提のバランスで持ってくる可能性も高いですし、正直お勧めはしません。

どの程度良心的な運営をする気があるのかないのか、見極める必要がありそうですが、とりあえず、2月16日からオープンということになります。
運営の姿勢を注意深くチェックしておく必要があると思います、原作ありきのMMOスタイルはあまり長期運営で継続できた例は少ないのでかなり不安ではあります。

「ロードス島戦記オンライン」にはカセットブック「眩惑の魔石」の設定を生かしたエピソードが登場。サイクロプスなど大型モンスターの情報も公開に - 4Gamer.net
カセットブック*6を出してくる辺り、スタッフは相当ロードス好きのようだ。殆どわかる人ネタ状態 

原作ファンには、久々に原作をなぞったゲームができるわけですから相当妥協することにはなりますが、ロードス島を遊ぶことが出来ることは素直に喜びましょうかという感じですね。

こうなってくると、ハミングバード社製のロードス島戦記が懐かしすぎる。

PC-9801版「ロードス島戦記~灰色の魔女~」プレイ動画 - ニコニコ動画
PC-9801版「ロードス島戦記~灰色の魔女~」カーラと最終決戦! - ニコニコ動画
PC-9801版「ロードス島戦記Ⅱ~五色の魔竜~」オープニング - ニコニコ動画
PC-9801版「ロードス島戦記Ⅱ~五色の魔竜~」クリア記念♪2/2 - ニコニコ動画

[PCE] ロードス島戦記 - ニコニコ動画正直、オープニングは20年前以上前のPCエンジンに負けてた…結構ショックだよなぁ、それ 金と気合の入れ方の違いだろうけど

*1:日本企業だろうと(むしろ企業によって国は関係なくもっとえげつない場合もある)実際のところ、オープニングに気合の入っていた、水野良全面監修のロードス島戦記ブラウザ版http://www.gpara.com/games/view/5399は、1年半で撤退という有様だから、ユーザーをどの程度集めて継続できるかという点では、ロードス島戦記は、結構厳しいかもしんない、利益を得るのが企業の目的なので、韓国だから良い悪い等ではなく、ロードスの作品をどう見る姿勢なのかという点がこの際、重要になってくる、もともとの発端が3D化で浮いた2Dゲームシステムとロードスのコンテンツの融合という経緯が垣間見えるので、双方に既に作ってしまったものの廃物利用という側面が見え隠れしている状態で、どの程度コストをかけて顧客にリリースするつもりなのかという点、浮いた経費をコンテンツに回すとかであれば歓迎だが、果たしてそうなるかどうか… 結局は運営していくスタッフと周囲がどの程度金を回せて上がGoサインを出し続けて回転させ続けられるかなんだけどね、そういう意味で広く顧客をつかみにくいコンテンツなんですよね、原作ありのものは ※逆に原作側の吸引力もあるわけだど

*2:憶測ではあるが、この会社の運営するMMOレッドストーンの新作を製作時に2D版を企画後、3D仕様に方針変更となったため、2D仕様の新作が中に浮いたらしいという、レッドストーンプレイヤーからのコメントがあった、そう考えると、このシステムでこの会社がロードスタイトルで今回ゲームを出す経緯と諸般の都合に見えるUI周りの不可解さが納得できる気がする

*3:クラス名は、水野 良先生の命名だそうです、つまりは、ロードス島戦記としてのクラスの名前を出せない大人の事情があちこちにありそうです… ハーフリングとか、ホビットとか鈴木土下座衛門みたいな事はいろいろあるから、仕方ないんですけど…  グラスランナーとかはゲーム紹介記事の解説に入っているので、どの程度、カドカワやゲームやTRPGの版権側との調整ができているのかがよくわかりませんが… SNEとカドカワはタイトル背負ってるのでそっち側なら大丈夫なのかな?? どうなんでしょうね?

*4:見直してみたけど、それなりにこっちもそれなりに微妙だった… たぶんこれは思い出補正で昔の作品を美化しているだけじゃないような気もしなくもない

*5:MMOではよくある嫌な風物詩だが、それがオンラインMMOだという人もいる

*6:カセットテープによるドラマCDの前世代の代物 既に再生手段も難しくなってきている前世紀の遺物に近い

ロードス島戦記のオープン後の印象や状況等

NPCのボイスが追加になりましたので、ようやくメインクエストのみロードス島らしい追体験が出来るようになりました。

世界観や雰囲気にロードスを求めてはいけません、レッドストーンベースでロードス島のコンテンツを無理やり乗せたらこうなったと割り切りましょう。
不満点や問題点はほぼ改善されてはおりませんが…。
一応、アラニアの街、ディードリットNPC達のストーリィ上の追加までは確認しました。

あからさまに課金を全面にとりあえず出しては来ていませんが、この先のPvP等、また、移動速度は狙ってわざと速度を遅くしているので、別料金で馬の購入等、アイテムスロット、キャラの枠拡張等は有料を予定しているのが伺えます。
ただ、無料で遊べるのが前提のゲームというのが利益主眼の韓国ゲームにある筈はない(メディアミックス全体で利益を出そうという艦これが異常なバランス設定なので、あれを基準にするのは無茶)ので、当然、あちこちで課金を誘導してくるのは当然です。
問題はさじ加減を間違うと即座に閑古鳥で過疎ゲーム化して撤退となるので、その辺のさじ加減をこの運営がバランス感覚を持っているかどうかですが、ちょっと疑わしい感じです。

PCE版のロードス島戦記もそうですが、やはり声が出ると、他のゲーム機版のソフトよりは少し趣が変わって印象が変わります、テキストの翻訳ミスや、文字化け等もオープンに追いつかなかった部分がまだまだありますが、その辺がどの辺りまで修正がおいついていくのか、生暖かい目で見守る事になりそうです。

とりあえず、撤退となる前にある程度 コンテンツを確認できれば満足かもしれませんね。
期待しすぎるとたぶん、がっかりしてしまうでしょうから、思い出補正は思った以上に大きいような気がしますしね。

今の所、レイドボス退治にプレイヤーの興味は移っている様子、ま、MMOですからはそれはそれで楽しめればアリだと思います
ただ、ロードス島戦記の魅力ではないとは思いますが、結局は遊んでいる期間楽しめればよいのですからそれは間違っていないと思いますよ
…無理してロードスでレイド狩りをしなくても他のMMOでもそれはできますけどね

…僕らが夢見た冒険の世界はコレジャナイ感はそれなりに溢れていますが、そこは妥協できるかどうかでしょう。

追伸:ちなみに チャットモードに入るのは、一度 エンターキーを押すことでチャットモードになります。
ヘルプに書いてないのは、ぐだぐだ愚痴や不満を言う初心者プレイヤーを黙らせる為かもしれませんが、結構 そのせいか有効に機能していて殆ど誰もしゃべってませんでした。(一部 不満は聞こえてきたけど)
サーバー落ちと致命的バグは、韓国先行展開の時から酷かったようなので、状況は継続中のようなので、これはずっと続きそうな予感…。
改善は、先行側で無理だったから、これは前提で考えておいたほうがよいかもしれん。

先行韓国サーバーのレベルキャップは40、現在日本サーバーが35までの開放となります、おそらくは韓国サーバーが事実上のテストサーバー化しており、Lv40以上は誰にとっても未知の領域という恐ろしい状態になりそうです、とりあえず、しばらくは40で頭打ちになりそうなのと、それを越えてどのように運営していくのか(無事に継続できるのか?)が今後の課題となりそうです。

追伸:数か月経過してプレイヤーからの評価は最低となってます。 結局、金回収がメインとなっている以上に、とにかくバグだらけでまともにゲームができない領域にまで来ている様子
ロードス島戦記オンラインのレビュー評価一覧! - オンラインゲームCH

…どうしても、運営目的が廃品利用の金回収だから、結局そこに至るのかという感想
元々ユーザーを楽しませようとして運営しているところじゃないから当然なんですけどね。

ま、予想通りの結末でした。

ロードス島戦記の海外での位置づけについて考えていたら、当時の回顧録になっちまった件について

今回、ロードス島戦記オンラインのコメントを様々に見るにあたって、昔の事だがその位置づけと受け入れた各年代の受け取り方に多少差異がありそうなので気になったので別にまとめておく

まず、ロードス島戦記は最初、新和時代のD&Dの紹介記事の為に、リプレイという形で行われた コンプティークD&Dロードス島戦記リプレイが発端となります。*1
ロードス島戦記 - Wikipedia
詳細はWiki等を確認して頂くとして

元々がD&Dの紹介記事だったのが、リプレイという形態で独立して、ロードス島戦記RPGというシステムで遊ばれる形で D&Dから、独自ルールへ変化して、更にメディアミックスで、小説、OVAと、エルフの耳はロバの耳という、日本でのエルフのイメージを出渕裕氏が一新してしまう等、日本のファンタジーイメージの変革をもたらした作品群でもあります。

これ故に海外のRPG作品 スカイリムやオブリビオンでのエルフの描写格差にギャップを埋めれなくて洋ゲー苦手な人を生む原因になってるかもしれないし、そうでもないかもしれない原因がこの辺にあります。

さて、脱線しましたが、エルフのイメージを改変すると同時に、当時の日本の環境としては、コンプティーク新和*2D&D(日本語版)*3を雑誌で紹介しなければならないほど、TRPGというジャンルは知名度は皆無でした。
当時、D&Dの英語の原版を自分で翻訳できる人達がD&Dというゲームを遊んでいる以外は、映画E.TでD&Dで遊ぶシーンが挿入されていて、海外ではそのようなゲームが存在する、そのような程度でした。*4

さて、コンプティークのリプレイ掲載は1986年である、1986年とは、ドラゴンクエスト(いわゆるドラクエ)発売の年である、つまりがゲーム環境は当然、ファミリーコンピューター(つまりはファミコン初代)がそのゲーム機の母体として稼動していた時代である(ちなみにファミコン発売開始はその3年前の1983年である)
日本ではその年以前では、ゲーム機でドラクエのようなRPGは殆ど認識されておらず、更に遡るならばパソコンは現在のイメージのWindowsOSは存在せず マッキントッシュですら前年の84年発売である。後々にMS−DOSを経て、Windows環境が浸透していくまでは日本独自のパソコン環境が構築されていきますが、それも未来の話です。
その頃、海外ではアップルコンピューターでワイヤーフレームウィザードリー(アップルで1981年)やテキストスタイルでローグが遊ばれていた時代だったりします。
マッキントッシュが前年に発売されているので、一部のクリエイターや学術研究関連で大学、印刷関連で経費で落とされて導入されてたりの状況です。*5

ゲームを遊べるパソコン(マイコン)としてはPC-6001MK2SR(1983年)PC-8801MK2(1983年)が市場に登場しており、ホビー機として市場に浸透するPC-8801MK2SR(1985年)が発売され、その後のパソコンゲームの系譜へとつながる時代でもある。
パソコンやマイコンが20〜60万円台の高級品であり子供がおいそれと買って遊ぶような代物ではなかったが、1985年にPC版がウィザードリィがフロッピー版で発売されいていた頃である。
当時のフロッピー版はキャラが死ぬと即座にキャラデータが自動上書き保存される為、リセットが効かない鬼仕様であった。*6

RPG雑誌としては、当時タクテクスが存在し、RPGが独立してRPGマガジンとなる。
同様に読者参加ページを持つ『BEEP』等に若干RPGの解説や説明についての特集が組まれていた。これが後にRPG幻想辞典へとつながるのだが、当時の記憶を思い返す人もいるだろうか

パソコン雑誌としては色物の異色のコンピューター雑誌コンプティークに、ロードス島戦記が掲載されたのはそんな時代である。

子供が購入できる領域ではゲームブックが存在し、社会思想社の『火吹山の魔法使い』(1984年)が発売され、ファイティングファンタジーシリーズとして『ソーサリー』(1985年)が刊行され、さいころ片手に冒険をしていた時代である。
その頃、ゲームブックの後ろに無限の可能性として描かれていたD&Dの言葉に魅了されてしまったのが約一名いたりなかったりする。

…さて、状況としてはこんなだが、まとめると 社会現象としてのドラクエが浸透する前後の時代であり、大人のオタク層はウィザードリィを絶賛プレイ中であり、無限の心臓2(1985年)のようなRPGもパソコン環境では発売されていた、ドラクエですら、その製作者堀井雄二氏がウィザードリィ等のRPGの楽しさを伝える為に作られたといわれる程、RPGって何?(つまり頭脳戦艦ガルがRPGといわれる程、RPGの概念すら浸透すらしていなかった)という時代である。
ゲームブックという存在は、ドラクエの発売以前では、パラグラフタイプのゲームシステムとしてドラクエ以前のファンタジーを遊べる手段として浸透し始めていた、それと同時にその発展系としてD&Dというキーワードがゲームブックには端々に覗いていた時代である。

本題に戻るが、日本でもこのような状況で、TRPGやD&Dという言葉は、ロードス島戦記のリプレイの掲載までは知名度は低かった。そして、RPGという言葉は、ドラクエによって浸透し知名度を得て同時にかなり変質して理解されてしまったのかもしれない。
指輪物語が古典ファンタジーとして読まれており、ロードス島戦記はTRPGのD&Dの普及の為に始められたが、その後、メディアミックスによってロードス島戦記としての一人歩きを始め、ファンタジー作品として日本で知名度をある程度得るに至り、その過程でTRPGとしてではなく、ファンタジー作品として韓国で認識されたようである。

その経緯の違いが、今回、韓国で遊ばれているロードス島戦記の製作スタッフの作品の認識の違いにTRPGやソードワールド世界を知っている人間が見るロードス島世界と、OVAや小説のファンタジー世界の作品としてみた人達との製作への認識違いがあるのではないか?と思う次第である。

…とはいうものの、そんなことより、その時代のキーワードは、どれもたぶんおっさんホイホイだよなぁと思うので、釣られた人は、たぶんおっさんである。

*1:SNEへ水野 良氏の参加の経緯とか、ロードス島戦記のはじまりの持ち込みについてとか、いろいろ当時の話は伝聞で聞いてますが、あまりに過去の話で記憶も伝聞の過程もあいまいになってるから、今更の暴露話はたぶんやめておいたほうがいい気がする、たぶんどこぞのネットのログとかと同じくらいに信憑性がなさそうな気がする

*2:当時日本での版権を持っていた新和は非常に著作権に対して過剰反応を示しやすい体質で、その象徴的な例が、バスタードの鈴木土下座衛門事件ビホルダー - Wikipediaであろう 今にして思えば、海外著作権物の管理を、TRPG界のディズニーたらんと欲したのかもしれない 無理だったけど…結局、この新和の体質も遠因して、ロードスのリプレイはD&D側として発表することが著作権料の問題で難しくなりD&Dの関連商品として発売することはできずに迂回策を講じることになるのがロードス島RPGということになってくる

*3:現状では、クラシックD&Dと呼称されるのが一般的のようだ

*4:大学のサークルや一部の海外輸入品としてボードゲームを遊ぶサークルなどはその辺りをもっと早く知っている人達もいた筈なので、その辺は局所的な地域や所属する場所によって格差はあった筈ですが、一般にはまったく知名度がなかったものです、実際のところ今だって怪し… やめとこう

*5:このせいで、学校でウィザードリィにはまって単位落とした等の武勇伝が聞かれたり聞かれなかったりする

*6:灰と幻想のグリムガルはそんなウィザードリィの初期の仕様の世界ともいえます 今の大甘なゲームバランスではなくシビアだった時代もあったのです ライトプロテクトを使って回避するチート技も同時からありましたが…それはまた別の話